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ドメーヌ セリニイ フランシーヌ&マリ・ロール[2004年7月]
DOMAINE SERRIGNY FRANCINE&MARIE-LAURE
2003年に引き続き、2度目の訪問となりました。両親が亡くなり1995年から姉妹二人でワインを作っています。最初は本当に苦労の連続だったようです 村の人というのは案外助け合ったりしないので孤立無援という感じでおしゃれもせずに仕事に没頭する毎日だったと知人が説明してくれました。そして2001年からそのワインは地元で開かれるワインコンテストに入賞し、その努力は報われることとなりました。

姉のフランシーヌさんが4代目、初めての女性当主ということで、去年はフランス人に通訳していただいたこともあり、少し怖そうという印象でしたが、それは会ってすぐにというか、電話ですでになくなっていました。彼女はとてもフレンドリーで親切な魅力的な方でした。 今回は私一人だったので、じっくりお話と試飲をすることが出来ました。
Savigny-Les-Beauneの村のことを知っている人はブルゴーニュ通といえるのではないでしょうか。とても小さい村で特級畑こそないものの、地質に恵まれたこの土地で、掘り出し物のワインがまだまだありそうです。そしてこのドメーヌはとにかく作っている量が少ないのです。それは言うまでもなく地下セラーの10畳くらいの狭さで想像がつきます。 他の造り手のセラーは畳何畳かな、という日本人的なことは考えないほど大きいのですから。
その作り方もとてもユニークというより伝統をいまだ引き継いでいます。その例としてピジャージュと呼ばれる、浮き上がってくる果皮と種を発行中の果汁の中に混ぜ込んで、皮の色やタンニンを果汁に出す作業があります。それは今では機械で自動的にできるルモンタージュがもう一般的というか常識です。そこではなんと、フランシーヌさんが足踏みで一日2回するというのです。 葡萄からの色素や風味がさらに増すこの方法は、最近見直されているそうです。
来年、9月に来れば見せてくれると言ってくれましたが、行ってみたいです。
そして新樽は使っていません。その方がここのワインにはあっているみたいです。 清澄はそのときによってしたりしなかったり、フィルターは最小限にかけるということで、葡萄、そして土地の特性をなるべく残したいということがわかります。
試飲の後、購入したいです、というとたくましく瓶の箱を持ち上げ、てきぱき荷造りしてくれたのが印象的でした。「重そうだけど大丈夫?」と聞くと「大丈夫よ、これが私の仕事だもん」と答えてくれ、うーんとだまってうなずくだけでした。
Sevigny Les Beaune 1er Cru Dominodeの2001年はエレガントでフルーティ。
アフターが長く、でもすっきりしています。 もう一年ぐらい待ってもいいかな、と思います。またはデカンタージュして空気に触れさせてから楽しむとよりおいしくなるでしょう。そうしたら、ワインがいい具合に開いてそれから10年は楽しめるワインです。アフター:ワインを飲み込んでからの余韻が口の中に残ること。これが長いことがワインの格の高さを表します。
2005年09月01日 21:07